無辺世界

日記のようなもの

翻弄されすぎ

僕はなにも持っていない。魅力がない。気の利いたことも言えない。
こんな僕に興味を持つ人間がいるのかな。好いてくれる人間が1人いればいいんだけど、そんな人間はいないから誰かを求める。
いったい僕は、その誰かになにを求めているんだろう。閉じたままの心でなにを待っているんだろう。自分自身で変わろうとしないで人の優しさを待ってる僕はクズだ。子供だ。傷ついたふりをして大人になったつもりでいた。不思議なことに、大人になったつもりでいればいるほど子供みたいにわがままになった。なんで好きになってくれないんだろう、なんで認めてくれないんだろう、なんでなんで。僕はあなたがこんなに好きなのにあなたはそれをなんとも思わずにすごしていくんだ。あなたの言葉ひとつで頭を抱えて悩んで苦しんだ僕を無視してすごしていくんだ。

ほら、本当に子供みたい。もう僕は何才だよ。こんな生き方してるのも全部自分のせいじゃないか。気持ち悪いよ。気持ち悪い。こわいよ。人間はこわいよ。なんであの時好きって言ったの。僕も好きだったのに。大好きなあなただから僕の全部を知ってもらいたくてたくさん話したよ。あなただって話してくれたじゃないか。なんでこうなったの。

全部自分のせいなのに僕はまた目を逸らす。逃げる。

本当は人の目を見て話してみたい。本当は人と手を繋いでみたい。本当は、本当はただ隣にずっといてほしいだけなのに。僕は、どうして、いつも。
いつか訪れる終わりを恐れて必死になっていた。初めて本気で好きになったあなたと離れたくないから。あなたの気持ちを考えると、僕は少し黙っていたほうがよさそうだ。多分死んだほうがいい。そのほうが楽だ。