無辺世界

日記のようなもの

終わらない

朝になったら全部変わっていたらいいのに、全部なにかの間違いだったらいいのにと願っても、叶うはずがない。またいつもの朝がやってきて絶望するだけだ。

おそらく僕は、女々しい男に分類されるのかもしれない。良かった頃を思い出しては懐かしんだり、悲しんだりする。今ではほとんどの思い出は悲しいものになってしまった。楽しい思い出すらも悲しいと思える。
感傷に浸っていたいだけだろうか。もしそうならここまで苦しむものなのだろうか。
うまくいかない現状が嫌で嫌で、大好きなはずなのに嫌いなふりをした。どうしてもっと素直になれないんだろう。

曲を作った。もう、薄れることはあっても消えることはない。一人の人を好きになった記憶。恋や愛は僕には語れやしないが、その曲に「Agapanthus」と名をつけた。