泡
雨は嫌いじゃない
傘で顔を隠して
ひとりぼっちの気分で街を歩けるから
今日は誰とも会わないから
できるだけ自分のペースで歩くよ
なにがしたかったんだろう
どうしてこうなってしまったんだろう
イヤホンから君が好きだった曲が流れる
君が壊していった僕の心が
まだ治っていないのに
生活はいつも通り続いていく
雨粒は優しいのにすぐに消えてしまう
どうして綺麗なものは変わってしまうんだろう
君は雨が嫌いだと言った
雲の白が眩しいから
けれど僕は雨は嫌いじゃないんだよ
きっと、そういうことなんだよ
僕らはきっと、自分の道を歩きすぎていた
こんなんじゃだめだね
でもそれがわかってよかったよ
だけど君は、一生自分の道を歩いてろ