無辺世界

日記のようなもの

見たくないものばかりだ
聞きたくないものばかりだ
知りたくないないことばかりだ
死にたくなることばかりだ

全部あの時から変わってしまった
誰のせいにもできないから
自分を責めてしまう

なにも考えず突っ走っていたかった
死にたくなることばかりだ

嫌な思い出が染み付いた場所、季節
君と関わった全てのことが嫌な思い出
人混みの中を堂々と歩けない
いつもうつむいている

一つわかるのは
いまでも君が好きな気持ち

こんな気持ちも無駄
死にたい

全部嘘の話

ヘッドフォンを外すと雨が窓を叩く音が聞こえて、なんだかそれが心地よくて、大好きな曲なんかよりも心地よくてただただそれを聞いていた

あれからどれくらいの時が経っただろう
夜はどこまでも深い

だけど僕はここにいれば安心だ
なにも変わることはない

暗い部屋の中で見るのはくだらない夢ばかりで
なんにもない天井を見上げて感傷に浸るだけ
全ては終わりがくる
永遠なんてものはない
本当の愛なんてものはない

優しくされていたいだけ
優しくしていたいだけ

あれからどれくらいの時が経っただろう

雨の音だけが頭に響いて離れない
なにも変わらないのは、ここにいる理由を探しているから
嘘の自分を見つけて本当の自分は見えない
僕は僕じゃない誰になればいいんだろう
いや僕は僕のままでいていいんだきっと
ただ恐いだけなんだ
人の気持ちが
変わってしまうこと
君の気持ちは
どうか変わらないでいて

だけど僕はここから動けない
僕が僕ではなくなるから
無駄なことなんか一つもなかった
全部僕のために必要なものだった

あれからどれくらいの時が経っただろう

朝を迎えても君に会えないならなにもかも終わりだ
すれ違う人々はなにが楽しくて笑っているのだろう
雑居ビルに包まれたぬるい悲しみに逆らって1人歩く

あれから一体なにが変わったんだろう

僕の未来には笑顔の君が離れない
ここにいてはいけないことはわかっていた
ここにいてはなにも始まらないのはずっと前からわかっていた
けれど僕はここを動けない
そんなこと考えてるのもくだらなくなって
本当に一体僕はなにがしたいんだろう

闇、真っ暗
僕の世界は動き出す
闇、真っ暗
僕の世界は動き出す
闇、真っ暗
僕の世界は動き出す

やっぱり音楽が好きだなあ

最近よく聴くのは、
スキマスイッチの雨待ち風
レディオヘッドのカーマポリス
とか、変なコード進行のやつが好きなのかも
レディオヘッドのアルバムはどれもいいけどOKコンピュータが1番好き
リリィシュシュの曲もだいたいすき
JPOPが好き
星野源とか
でもアンビエントも好き
ブライアンイーノとかね
あとゆめにっきのBGMも好き
ポストロックも好き
友達がやってる下手くそなバンドも好き
だいたいみんな好き

日記


やっぱり今日もだめだった
こんなんなら今日がこなければよかった
でも今日みたいな日がないとだめだった
よくわからないことばかり考える

最近みた映画の話をした
思ってたより上手く話せて
好きなんだなあと思った
吐き出せる場所がまだあったんだなあとも思った

自分の話をしたがる
あの人のことも頭にあるから
あの人のことも話す
あの頃の僕はいろいろと突っ走ってた
見栄を張って
馬鹿だったなあ

なにも考えてないわけないけれど
君はなにも考えてないように眠る

僕はいつも最後に眠る
多分不眠症だから病院へ行ったほうがいい


朝目が覚める
サイレンの音はただの目覚まし時計の音だった

家をでて君と反対方向へいく
知らない人がぼくと向かいあう
君と知らない人の背中を見てるひまもなく走る
すぐに息が切れて
体力がおちたなあとどうでもいいことを嘆く

あの日々はなんだったんだろう
もうすぐ君の誕生日だ
それなのに僕は死ぬことばかり考えている

こんな想いはどこに行くんだろう

君はもうぼくをわすれたんだろうな
ぼくは君をいまでも想っているのに

こんな想いはどこに行くんだろう
君に話したぼくの話が
君の中で生きていますように
君はまだ憶えているはず
忘れるわけがない
もし忘れたんだとしたら
もうだれも信用しない


探そうと思えばいくらでも道を見つけることができる
だけどいまはここを動けない
ぼくがぼくではなくなるから

考える病気

ここじゃないどこか
いま僕が立っているのは
どこなんだろう

ここじゃないどこかに
行きたいと思った
生きていたいと思わない
嫌いなものが多すぎて
好きなものは少なすぎる

その少なすぎる好きなものに
頼りすぎた

もうなんとも思わなくなった
すかすかの空っぽの一瞬の幸せなんていらないから
永遠がほしい
死ぬまで愛してほしい

なにも変わらない
なにをしても

もうなんとも思わなくなった
ほんとは逃げてばかりいるから

映画を見た
そういえばこの映画は君が好きだった映画だ
そんなふうに僕の頭はすぐに君を思い出す
嫌な思い出が多すぎる

いつ消えるんだろう
君は

君は答えを言わない
僕は答えを求める
わかるはずないのに

僕はいつも完璧を求めるんだ
それが無駄だと気づいて
僕はなにも思わなくなった

君が嫌いと言っていた煙草も
今では気にせず吸うようになった

みんななにが楽しくて生きてるんだろう
1人取り残された気分で
勝手に傷ついているだけなのに
いまだに終わりが見つけられずにいる
終わりはどこだろう

いま僕が立っているのは
一体どこなんだろう




依存症


空と同じ青さで生きていた
そんな僕はもういない

雨の降る街を1人で歩くのが好き
けれど君は雨を嫌った

2人は自分の道を歩きすぎた
そんなことも気にせず夜は訪れて
今年最初の雪が降る

君に出会った季節を迎える度に
無機質な空を見上げては
君を思い出している
朝を待つ孤独は深い夜に埋まっていく


君の好きな音楽が好き
君の好きな映画が好き
君の好きな小説が好き
僕は自分自身の足で立ち上がったことなんか一度もなかった
僕はそんな人間だ

君の中にいる見えない傷が
この街を彩る人工的な明かりに照らされた
世界が君一色に染まる

静かに消えた流星の儚さは
まるで君の「さようなら」みたいだった